下駄のお手入れと保管方法|浴衣と一緒に夏を楽しむためのポイント

こんにちは、苫小牧市の着物専門店「野村呉服店」です。

浴衣と下駄は、夏祭りや花火大会の定番コーディネート。足元から聞こえるカランコロンという音は、夏の思い出をより印象的にしてくれます。

しかし、下駄は履いた後のお手入れや保管を怠ると、木が割れたりカビが発生したりしてしまいます。この記事では、家庭で簡単にできる「下駄のお手入れ方法」と「長持ちさせる保存方法」をご紹介します。

お祭りや花火大会で人気の下駄の写真

1. 下駄を履いたらすぐに汚れを落とす

なぜ早めのお手入れが必要?

夏のイベントでは砂利や土の上を歩くことが多く、下駄の台や鼻緒に泥や砂が付着します。そのまま放置すると、

  • シミの原因になる
  • カビが発生する
  • 木材が傷む

などのトラブルにつながります。

汚れの落とし方

  1. 濡らして固く絞った布で、下駄の台全体を優しく拭く
  2. 足裏が当たる部分は汗や皮脂が付着しているため特に丁寧に拭く
  3. 鼻緒部分は綿棒や柔らかいブラシで細かい汚れを取り除く
  4. 台の裏側も忘れずに確認

2. 自然乾燥でしっかり湿気を飛ばす

乾燥のポイント

  • 水拭き後はすぐに収納せず、風通しの良い日陰で乾燥させる
  • 湿気が残ったまま保管すると、木が割れたりカビが発生する
  • 理想は4~5日間の陰干し

注意点

  • 直射日光で急乾燥させると木が反ったり割れる
  • 雨や汗で濡れた場合は、台も鼻緒も十分に乾かす

完全に乾かすことで、下駄の型崩れや嫌なにおいも防げます。


3. 下駄の保管は通気性と湿気対策がカギ

保管のコツ

  • ビニール袋に入れず、紙箱に入れてそのまま保管
  • 湿度の少ない靴箱や押入れの上段がおすすめ
  • 長期間使用しない場合でも、2~3か月に一度は箱から出して風を通す
  • 乾燥剤や除湿剤を箱に入れると梅雨や冬場の結露対策になる

これだけで、下駄を長く美しく保つことができます。


4. 大切な下駄を次のシーズンまで快適に

  • ほんの少しのお手入れで下駄は長持ち
  • 型崩れやにおいの心配も減る
  • 浴衣や和装を楽しむ方にとって役立つ知識

次の夏も快適に履けるよう、ぜひ実践してみてください。


5. 下駄や着物のお手入れ相談も可能

苫小牧市「野村呉服店」では、振袖・卒業袴をはじめ、下駄や草履などの小物のお手入れについてもご相談いただけます。

  • 小さな質問でもOK
  • 和装に関することなら何でも相談可能

スタッフ一同、皆さまのご来店をお待ちしております。


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