こんにちは。苫小牧市の振袖専門館野村呉服店です。
本日は着物のお手入れ方法である「虫干し」をご紹介させていただきます。
言葉からなんとなく、手間がかかるイメージをお持ちかもしれませんが、やり方はとても簡単です。もしかすると虫干しという言葉を聞いたことが無いかたも多いかもしれません。
自宅に成人式の振袖をお持ちの方や卒業袴のお手入れを行いたい方、ママ振袖の方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
虫干しって何?
虫干しとは、着物や袴をたんすや収納ケースから取り出し、干すことによって繊維の奥から湿気を取りのぞくメンテナンスのことです。
湿気を取り除くと、虫が寄り付きにくくなることから「虫干し」と呼ばれるようになりました。
虫干しをすることで、大切な着物をきれいなまま、長持ちさせることができます。
虫干しは、一週間ほど晴れが続いた日に行うのが理想です。
まず、振袖を着物ハンガーに掛けて風通しの良い場所に干します。
その際、直接太陽の光が当たってしまう場所だと、色褪せしてしまう可能性があるため、直射日光や蛍光灯の光が直接当たらない日陰の場所を選ぶと安心です。
干す時間の長さは、正午を挟んだ4時間程度が目安で、振袖は、着物の裾が床に付かない高さに干しましょう。
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虫干しにおススメの時期は
虫干しは、空気の乾燥した季節に行うのがおすすめです。
虫干しの時期は、本州では年に三回あり、梅雨明けの土用干し、秋の虫干し、真冬の寒干しを総称して虫干しと呼ばれています。
野村呉服店のある北海道苫小牧市や、室蘭、登別、千歳の地域もそうですが、暑くなる前の3月や、夏に溜まった湿気を飛ばすために9月や10月ごろに虫干しをするのがおすすめです。
この時期に行うことで、振袖を害虫やカビ、変色などのトラブルから守る効果が期待できます。
できれば年に二、三回、虫干しするのが理想的ですが、難しい場合は一回だけでもお手入れしておくといいですね。
虫干しと一緒にしたほうが良いことは?
振袖を干している間に、着物に付いたほこりなどを優しく払い落としましょう。
ほこりは、柔らかい布や和装ブラシを使って、軽くたたくようにして払っていきます。
この時に、カビや黄ばみなどの汚れがないか振袖全体を確認してくださいね。
もしも、カビや汚れを発見したら、早めに着物の専門店である野村呉服店にご相談ください。
豊富な知識と経験を活かし、着物にとって最適なクリーニングをご提案させて頂きます。もちろんその際のお見積りは無料です。
虫干しをした後は、振袖を畳み、新しい「たとう紙」に包んで収納します。
たとう紙とは、和紙でできた着物を包んで保管する紙のことです。
着物をカビやほこりなどのダメージから守る効果があります。
そして、たんすに収納するときには、防虫剤や乾燥剤も新しくしておきましょう。
防虫剤を入れる際、気をつけなければならないのは、種類の異なる防虫剤を混用しないことです。
異なる種類の薬剤を一緒に入れてしまうと、化学変化を起こして衣類にシミができることがあるからです。
防虫剤から出る虫よけ効果のあるガスは空気より重いので、たとう紙の上に置いた方がより効果があるでしょう。
野村呉服店では、たとう紙や着物専用の防虫剤をお取り扱いしておりますので、ご入用の方はスタッフにお申し付けくださいね。
また、着物を干し終わった後に畳み方がわからなかった場合なども、野村呉服店までお持ちください。
当店では、すぐに畳んできれいな状態でお渡ししますので、ご安心ください。
着物の専門店である野村呉服店では、振袖や卒業袴をはじめとして、着物全般のお手入れのご相談を承っております。
小さなことでも、どうぞお気軽におたずねください。
スタッフ一同、みなさまのご来店を心よりお待ちしています。
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